
今回購入した切り出しで、作者は3代目左久作で元禄明和文久年間の和鉄を400層鍛え合わせた物で、見た通り細かな模様が美しい。
幼い頃から肥後守を砥いでは野山で遊ぶのに必要な道具を作ってた私なので、打ち刃物の切れ味には魅力を感じるんだな〜。
勿論日本刀が最たる物なんだが、私としては道具としての切り出しの方に惹かれる。
今の時代では考えられないけど、小学生がポッケに肥後守を必ず持ってたし、私などはマッチもいつも持ち歩いてて、肥後守を使って自分で作った罠やゴム銃で小鳥を落としては、河原で焼いて食べてたし、夏には竹を切り鮎を突くヤスやウナギを取る筒も小学生の頃に作ってたもんな〜。そのお陰で物作りの基本が養われたんだろうね。なので木や竹を毎日のように切ったし指もよく切ったけど、お陰で痛さも怖さも学んだって事よ。今の世の中臭い物には蓋をすりゃ良いって言うのが多いけどそれで解決にはならない事が多いよね〜。( ^ω^ )